20世紀テレビ読本 世界名作劇場大全

世界名作劇場大全 (20世紀テレビ読本)
僕らの世代以降は、このテレビシリーズを観て育った人も多いのでは。日曜夜7時半の放送です。
チキチキは、アルプスの少女ハイジが好きで、今もBSの再放送を録画して観ています。
この本は1975年のフランダースの犬から書かれています。ハイジは載っていません。
僕はこのシリーズの物語はだいたい知っていますが、このアニメを観たのは、あらいぐまラスカルと小公女セーラ、ポリアンナです。
ところで、何故、ハイジが載っていないのか、僕の好きだったムーミンも何故ないのか。ブツブツ言っているとチキチキが首を突っ込んできます。その本に書いてあるよと。
読んでみると、カルピスの提供で始まったムーミン、ハイジ、ロッキーチャックはカルピス劇場と呼ばれていました。世界名作劇場の先輩にあたるとあります。
日曜夜7時半のカルピスシリーズの始まりは、手塚治虫のどろろだったようです。どろろは少ししか観ていません。ムーミンは昭和44年10月から始まりました。このムーミンを名作劇場の第1作と数える人が多いとか。僕もそうかと思っていた一人です。その後、昭和46年1月からアンデルセン物語が始まり、僕は再放送で観ました。
チキチキの大好きなハイジは昭和49年から始まります。これで人気が出て、フランダースの犬につながっていくようです。ペリーヌ物語までカルピス劇場で、赤毛のアンから世界名作劇場の冠がつくようになったようです。
正確には、ムーミンからハイジまでが、「カルピスまんが劇場」、フランダースの犬からラスカルまでが「カルピスこども劇場」、ペリーヌは「カルピスファミリー劇場」。赤毛のアンから「世界名作劇場」のようです。
カルピス一社のスポンサーもペリーヌまでということらしいです。
今でもこういう名作劇場はゴールデンタイムに放送して、本を読まない子ども達にも観せてほしいものです。
カルピスはこれら名作アニメの権利を一切有しなかったので、その後、キャラクター料も入らないようです。
カルピス、本当に素晴らしい会社です。ありがとう。